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今回は2021年12月8日のじっちゃまYouTube LiveからYPFについてまとめておきました!!
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じっちゃま(広瀬隆雄さん)YouTube文字起こし&まとめ
※YPFについてのお話はこちら2021年12月8日のじっちゃまYouTube切り抜き動画開始後すぐにはじまります。以下、かんたんにまとめ&文字起こししてありますがぜひ全編とおしてご覧ください。
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じっちゃま注目銘柄YPF(YPF)とはどんな企業?
【質問】YPFに関して教えてください。
【じっちゃまの回答】YPFは非常に毛並みのよいアルゼンチンの国営石油会社です。発行済み株式数の51%をアルゼンチン政府が持っています。
1992年か93年あたるにニューヨーク証券取引所にIPOをしました。その時に僕が勤めていたSGウォーバーグも副主幹事で参加しました。
問題点としてはアルゼンチンはミスマネージされたぐちゃぐちゃな国で、通貨もボロボロに売られてます。
しかし、YPFに関して言えば、ペソがどうなろうが関係ないです。それは地中から汲み出した石油をガソリンスタンドで販売するので、インフレや通貨の変動などは全部消費者に転嫁できるからです。
つまり、ガソリン価格を変えればいいだけなので、YPFの業績に対するインフレや通貨安のインパクトはほとんどないです。
ADRがニューヨークで取引されているので、ドル建ての価格だけを心配していればいいです。幸いにして、そういうビジネスはあんまりないです。石油ビジネスというのは、そういうところがラッキーなのです。
逆に言えば、アルゼンチンなんてとんでもない国の株を紹介しているのは、そういうカラクリだからです。
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アルゼンチンのシェールガス、シェールオイルの規模はどれくらい?
近年の生産額は年々減少傾向で非常に悪かったです。それは伝統的な生産手法による石油の汲み出しが先細りになってるからです。
しかしそのダウントレンドに逆行するカタチでシェールがだんだん増えてきていて、あと数年もすればシェールオイルと伝統的なオイルの比率が逆転すると思います。その時に初めて「YPFってシェールプレイなんだ」ということに一般の投資家は気がつくと思います。
アルゼンチンのシェールガスの規模は世界第2位です。シェールオイルの規模は第4位です。これらは埋蔵量ベースなので、バカでかい埋蔵量があります。
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シェール開発の技術は?
問題はシェール開発というのは非常にハイテクを要求される難易度が高いことだということです。地中奥深く4000m-5000mの掘削深度からピンポイントで横に広がっているシェール層から天然ガスや石油吸い出すという無理ゲーな世界です。
アルゼンチンには「シュランベルジェ」というオイルフィルサービスのナンバーワン企業があって、その主任エンジニアがYPFの社長でした。
つまり、YPFという会社はトップクラスのシェール開発のノウハウを利用できるコネクションがあったということです。そういう理由から、YPFのシェール開発は上手くいってます。
そのYPFのCEOだった人は、今はベンチャー企業に転身してVistaという会社の社長になっています。これは過去のYouTubeライブでどなたかに質問していただいた後に、調べてみたらきっちりした会社だったので皆に紹介しています。
そして、このVista もアルゼンチンでシェール開発をしています。アルゼンチンではYPFとVista以外にも例えばエクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルなどの世界のオイルメジャーがシェール開発を進めています。
だから年々15%から20%ぐらいでシェルのパイが増えています。そういうマーケット思います。
YPFに関してはZai Onlineの記事もどうぞ⇒【米国株】シェール開発大手「YPF」を解説! シェール・ガス&オイルの生産量を“年率15%”も増やせる、アルゼンチンの「シェール開発」最大手の将来性に期待
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YPF(YPF)の株価
2021年12月10日の終値は3.99ドルでした。上の図が年間の日足チャートで、下が長期の週足チャートです。



以上です!!