続・じっちゃま注目バリュー銘柄ヴァーレ(VALE)について(私的メモ)

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中国の経済状況とヴァーレ(VALE)がどのような関係があるのか調べてみました

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ヴァーレ(VALE)と中国経済について


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※YouTube動画では開始から55分ぐらいのところでヴァーレについてのお話があります。



ヴァーレはブラジルの鉄鋼石の生産会社です。主要顧客は中国であり、全体の50%以上が中国で消費されています。


そのような理由から、ヴァーレは建設や自動車という側面からの中国経済に直接リンクしている銘柄だと考えてくださいとのことなので、どんな感じで中国経済とリンクしているのか見てみました。



ヴァーレについての詳細は以前こちらに書きましたので、よろしければお読みください。




ヴァーレ(VALE)の株価推移

週足,2020/12/27時点


ヴァーレの株価は2008年の北京オリンピック前にものすごく上昇していました。その後2009年ぐらいまで下がり続け、その後再び上昇したのち下落していくというチャートです。



最近は世界に比して、中国の景気回復がはやいのでまた株価が上がってきていますが、中国GDPなど使って今後の株価予測をできないかと考えました。

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ヴァーレ(VALE)の株価と中国GDPの関係

2002年の第2四半期~2020年第3四半期

2002年の第2四半期から2020年第3四半期までの中国GDPとヴァーレ(VALE)の株価を比較してみました。推計式は以下の通りです。



log(Vale株価)=α+βlog(中国GDP)


株価はYahoo Financeのデータを使用して期中平均を求め、中国GDPはFredのWebページより四半期ごとのものを使用して回帰分析をしました。以下が結果です。




推定された回帰式は、


Y = – 9.0368+0.7620X



補正済R2=0.3114、切片と中国GDPの t値がそれぞれ-5.3125、5.8316です。当てはまりは良くありませんでした。



補正R2が低いので予測モデルには使用できないですが、βが有意でプラスなので、株価が中国のGDPにプラスに有意に影響を受けていると考えることは可能です。


2002年の第2四半期から2008年の第1四半期

しかし、やはり2008年の北京オリンピック前まではヴァーレの株価には中国GDPが影響しているように思えたので、2002年の第2四半期から2008年の第1四半期までとそれ以降で期間を分けてみました。





推定された回帰式は、


Y = -44.8314+3.5858X


補正済R2=0.9371、切片と中国GDPのt値がそれぞれ -18.6932、18.9425です。当てはまりはかなりいいです。



補正R2も高く、2002年の第2四半期から2008年の第1四半期まではヴァーレの株価が中国のGDPにプラスに有意に影響を受けている可能性は高いです。


2008年第2四半期から2020年第3四半期まで

下の表は2008年第2四半期から2020年第3四半期までです。





推定された回帰式は、

Y=8.4100ー0.5595X



補正済R2 =0.1504、切片と中国GDPのt値がそれぞれ3.5454、ー3.1104です。期間の長さの違いなどありますが、当てはまりが悪いです。



しかも、βがマイナスなので株価が中国のGDPからむしろマイナスの影響を受けていると考えてよいかと思います。

変数に上海総合指数を足してみた

2008年以降はリーマンショックなどもありましたので、中国の経済の状況をより的確に反映していそうな上海総合指数の四半期別平均を変数に足してみました。データはYahoo Financeから取りました。



推定された回帰式は、

Y=-8.004+0.4705X1 +0.8169X2



X1とX2は、それぞれ中国GDPと上海総合指数です。先ほどよりはやや改善されました。


下のチャートはヴァーレの株価と上海総合指数とS&P500をパーセンテージで比較したものです。2008年北京オリンピック前後は似たような動きをしています。





もし、鉄鉱石価格やヴァーレの決算以外、中国国内統計の他に何か指標を参考にするならば、上海総合指数は使いやすいのかもしれません。あくまでも目安ですが。



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ヴァーレ(VALE)の過去の騰落率

2002年3月21日~2020年12月21日までの日々の騰落率をグラフにしてみました。





騰落率の特に大きかった日のニュースはそれぞれ、


・2004年8月11日  第2四半期決算発表に対するポジティブサプライズ(+39.19%)

・2008年10月13日 自社株買いを発表(+28.44%)

・2019年1月28日  ブルマジーニョ尾鉱ダム決壊事故(-18.01%)

・2020年3月9日  新型コロナショック(-16.37%)



などがありました。



おそらくですが、毎期ごとの経営上の数字や、事故後の嫌気などで株価が動いたりするので、中国の景気だけでは株価が予想できない要因ではないかと思われます。


ウサギ
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あくまで私的メモです。

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