スポンサーリンク

じっちゃまのいう10年債利回りが株価に与える影響を数値化してみました

スポンサーリンク
金利
スポンサーリンク
ウサギ
ウサギ

今日は10年債利回りが株価に与える影響ををStataを使って分析してみたよ

スポンサードサーチ

スポンサーリンク

理論株価の計算式


金利が上昇すると株価が下がるという話は、じっちゃま(広瀬隆雄さん)のYouTubeライブやTwitterなどで何回も聞いたり読んだりしているかと思います。



なぜそのような関係になるかというと、理論株価は以下の計算式で決まるとされているからです。


理論株価=利益÷(金利-成長率)


金利が上がれば、他の代替資産の魅力度が上がるので理論株価は下がります。そして成長率が大きくバリュエーションの高いハイパー・グロース株が特に金利上昇に弱いことがこの式からもわかります。


スポンサードサーチ

使用するデータと推計式


今回はズームビデオ(ZM),、クラウドストライク(CRWD)、オクタ(OKTA)、アップル(APPL)、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、グーグル(GOOGL)、ゼネラルモーターズ(ZM)、タペストリー(TPR)、デルタ(DAL)、ディズニー(DIS)、フリーポートマクモラン(FCX)の12銘柄の過去の株価と10年債利回りデータを使用して、金利上昇と株価の関係を検証してみました。




OLSの知識が必要となりますが、わからない方は飛ばして読んで頂いても、最後の部分だけを読めば10年債利回りが各銘柄の株価にどのような影響を与えているかわかるように書いてあります。




個別銘柄と10年債利回り(tnx)のデータはYahoo Financeのウェブサイトよりダウンロードしました。約1年間 (2019年12月27日~2020年12月22日)のうちの場が開いている日のデータ251日分を使用しました。




コントロール変数として、Coincide Index (ci) と日数(time)を使用しています。Coincide Indexは2020年までの10月までのデータしか公開されていなかったので、11月と12月分は直前4ヶ月の平均上昇率を使用して予測値を計算しました。ciは景気をコントロール、timeはトレンドをコントロールします。




以下が推計式です。

X1がtnx、X2がci、X3がtimeです。分析する際にはStataという分析ソフトを使用しました。


スポンサードサーチ

推計結果

上の図が12銘柄の推計結果です。R2はすべて0.8以上なので、かなり当てはまりがいいことがわかります。




また、ズームビデオ(ZM)、クラウドストライク(CRWD)、アップル(APPL)、オクタ(OKTA)、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)の10年債利回りの係数についている符号はマイナスです。これは10年債利回りが上がればあがるほど、これらの株価がマイナスになることを意味します。




反対にグーグル(GOOGL)、ゼネラルモーターズ(ZM)、タペストリー(TPR)、デルタ(DAL)、ディズニー(DIS)、フリーポートマクモラン(FCX)の係数にはプラスの符号がついていることがわかります。これは10年債利回りが上がれば上がるほど株価にプラスになることを意味します (ただしGOOGLのp値は良くない)。




ハイパー・グロース株や高PER株が10年債利回りからマイナスの影響を受け、景気敏感株がプラスの影響を受けることがわかったところで、より具体的に推計結果を見ていきましょう。



例えばズームの推計結果では10年債利回りの係数が-0.166となっています。これは10年債利回りが0.166%上がるとズームの株価が1%下がるということです。



フリーポートマクモランの推計結果では10年債利回りの係数は0.125となっているので、10年債利回りが0.125%上がると、フリーポートマクモランの株価も1%上昇します。




しかし、株価は個別企業のニュースによって左右されたりするので、これは絶対ではありません。ただグロース株は金利上昇に弱く、景気敏感株は金利上昇に強いということは言えると思います。



いつになるかわかりませんが、次は下のセクターローテーションの図に従って株価が動いているのかどうかを、10年債利回りだけでなくffレートや景気動向指数などを使用して長期のデータで調べてみようかなと考えています。けっこう面倒くさそうですが。




出典:ザイ・オンライン『世界投資へのパスポート』2019年10月21日号



ウサギ
ウサギ

それではよいお年を





タイトルとURLをコピーしました