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SPAC上場銘柄は金利上昇に注意ってどういう意味?ドラフトキングス(DKNG)で考えてみる

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ウサギ
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今日は割引現在価値についてかんたんに説明するよ!!株価理論と割引現在価値は別モノだよ!!


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金利が上がるとどうしてSPAC上場した企業の株価がさがるのか


今日はじっちゃまの11月23日のYouTubeライブ「ドラフトキングス(DKNG)のようなSPAC銘柄は利益がないから割引現在価値で評価されている。金利が上がったら売られて株価が下がるかも?」の意味をかんたんに説明していきます。



ワクチン承認後の株式市場




YouTube ライブでは1時間16分ぐらいから、SPAC上場企業と割引現在価値について触れています。要点をまとめておきますね。


・SPAC上場が流行したのは低金利だから
・ドラフトキングス(DKNG)はまだ利益が出ていない企業
・そのため遠い将来の価値を割り引いて現在価値で評価されている(=割引現在価値)
・割引現在価値で評価されているので金利上昇すると価値が下がってしまう




割引現在価値は聞き慣れない言葉かもしれませんが、説明を聞けば驚くほどかんたんです。割引現在価値の根本的な考え方を先にいってしまうと


・今日の1ドルは明日の1ドルよりも価値がある




たったこれだけです。




突然ですが質問です。今日100ドルもらうのと、1年後に105ドルもらうのとどちらがいいですか?



おそらく今日100ドルもらうことを選ぶ人のほうが多いかと思います。1年後のほうが5ドル多い105ドルなのに、なぜ人は今日の100ドルを選ぶのでしょうか。


きっと1年後本当にもらえるかわからないし、死んでるかもしれないと考えるからだと思います。このような将来のことがわからないことを不確実性といいます。




割引現在価値という言葉は難しく聞こえるかもしれませんが、その根本にある考え方は「今日の1ドルは明日の1ドルよりも価値がある」ということです。


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将来価値 (Future Value) の計算方法


割引現在価値の計算をする前に、将来価値(Future Value)の計算をしてみましょう。将来価値の計算方法を知らなくても、株式投資をしたことある人なら誰でも頭の中で計算したことがあるはずです。


たとえば、もしあなたが年率5%のリターンが得られる資産に100ドルを投資しようとします。そこで年後に得られるお金は、


100ドル×(1+0.05)=105ドル




です。この時にあなたは投資することによって今日100ドルを使うことを諦め、1年後に105ドルを得ることを選択しています。




あなたは1年後に105ドルを引き出さずにそのまま再投資することにしました。その場合、2年後に得られるお金は、

100ドル×(1+0.05)2=110.25ドル




となります。どこかで見たと思いますが、複利計算の式です。
複利については以前にも書きました。





以下が100ドルを投資した際に得られる金額を利子率別に表したグラフです。利子率が高ければ高いほど成長がはやいことがわかります。



“Principles of Corporate Finance 12th Edition” (Brealey,Myers,Allen, 2019)をもとに筆者作成




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割引現在価値の計算方法


今日100ドルを5%の利子率の資産に投資したときの2年後の将来価値は110.25ドルだということがわかりました。では2年後の110.25ドルの今日の価値はいくらでしょうか?


今日100万円を投資して2年後の110.25ドルになるので、今日の価値は100ドルです。この将来受け取れる価値を、現在の価値にあらわしたものを割引現在価値(Present  Value)といいます。



将来価値は次のように計算しましたね。


100ドル×(1+0.05)2=110.25ドル(将来価値)



ということは、




110.25ドル÷(1+0.05)2=100ドル(割引現在価値)




の計算式が成り立ちます。つまり、割引現在価値は以下のように表せます。


割引現在価値(PV)=Ct ÷ (1+r)t




割引現在価値の方程式では r を割引率と呼びます。t は時間、C はキャッシュです。この式はCt×1/(1+r)tと書き直すことができます。



この時1/(1+r)tは割引ファクター(Discount Factor)と呼ばれます。これは t 年後に受け取る1ドルの現在価値をはかります。​たとえば、利子率が5%のには2年後の割引ファクターは、


DF2 = 1 ÷ (1+0.05)2 = 0.907


となります。この0.907という数字は、投資家が2年後に1ドル得るために、今日喜んで払う金額を表しています。



色々と数字を当てはめてみるとわかりますが、割引ファクターは待たなければならない年数(=t)が長ければ長いほど小さくなります。以下がそれをあらわしたグラフです。


“Principles of Corporate Finance 12th Edition” (Brealey,Myers,Allen, 2019)をもとに筆者作成



利子率の違いが、数年後のキャッシュフローの現在価値に大きな影響を与えていることがわかります。​5%の利子率で20年後の100ドルは、今日は37.69の価値しかありません。​利子率が10%ならば、20年後の100ドルは、今日は14.86ドルの価値になります。



参考文献:”Principles of Corporate Finance 12th Edition” (Brealey,Myers,Allen) 2019, Mc Graw Hill Education

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ドラフトキングス(DKNG)で考えてみる


グラフのようにドラフトキングスの売上高はそれなりに成長していますが、未だに利益がでていない会社です。


                 yahoo financeのデータをもとに筆者作成




しかし、オンラインベッティング市場の拡大やコロナで財政が厳しい州が収入源を確保するためにオンラインベッティングを許可していくのではないかと期待して株が買われています。


じっちゃまの11月23日のYouTubeライブによると、このような利益がでていない企業は、将来の不確実性が高いために、割引現在価値で評価されているとのことです。




割引現在価値の公式をもう一度確かめてみましょう。



割引現在価値(PV)=Ct ÷ (1+r)t


r に10年債利回りを当てはめると、金利が上がれば上がるほど安全な債権などに投資したほうが賢い選択になります。




ドラフトキングスのような現在も利益がでておらず、将来の不確実性が高いものよりも債権などのほうが安全に高いリターンを得られるので、みんなそちらにお金を預けます。




そうするとドラフトキングスの株は売られるので株価が下がっていきます。金利が上がるとSPAC銘柄のような利益がでてない会社の株が売られるリスクがあるとはそういうことかと思います。





ウサギ
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最後までお付き合い頂きありがとうございました!!



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