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じっちゃま「ロビンフッドは個人投資家の救世主ではない」話と「なぜ手数料が無料なのか」について

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ロビンフッダー
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ウサギ
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今日はじっちゃまYouTube Live から「ロビンフッドはなぜ手数料が無料なのか」というお話と、「なぜシタデルががメルヴィン・キャピタルを救ったのか」についてまとめておきました

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じっちゃま(広瀬隆雄さん)YouTubeライブ

ロビンフッドはなぜ手数料無料なのか?

※ロビンフッドの手数料はなぜ無料なのかというお話はこちら2021年2月1日のYouTube Live開始後すぐにはじまります。以下、簡単にまとめたものです。


買い需要・売り需要があるという情報に価値がある(PFOF)

今回はロビンフッドというトレーディングアプリが、なぜ手数料が無料なのかについて解説します。結論としては、お客さんからの手数料をゼロにするかわりに、PFOF(ペイメント・フォー・オーダー・フロー)とからある種のキックバックをもらっているからです。




はじめに理解して欲しいことは、みなさんは株を売ったり買ったりするときに注文をしますが、その注文自体に価値があるということです。



たとえば、「ある銘柄を買いたい」という買い需要の情報をあなたが知っていれば、この先株価が上がることがわかるので先回りして買うことができます。




反対に「ある銘柄を売りたい」という売り需要の情報をあなたが知っていれば、この先株価が下がることがわかるので、先回りして売ることができます。



ウェブの世界の無料化



株のトレード以外でも、ウェブの世界でツィッターやフェイスブックなど無料で利用できるサービスが多くあります。しかし、それらのサービスは本当に無料なのかという問いを我々は常に発するべきかと思います。



ウェブの世界での有名な言葉に“If it’s free, you are the product”というものがあります。つまり、そのサービスが無料なら、商品(だしにされているの)はあなただということです。



たとえば、ツィッターやフェイスブックでは、デイリーアクティブユーザー数の情報がひとつのマーケットツールになったり、あなたが過去にどのようなものをクリックしたか、どのような動画を閲覧したかというウェブ上での行動を広告主に売られて、その情報から広告主が利益を得るということがあります。



つまり、ロビンフッドが行っていることというのはウェブの世界では当たり前のことかと思います。


ダーク・プールとは?

株の売り買いの情報に価値があるのかということと、手数料無料が必ずしも利用者にとって親切ではない商売の仕方だということをもう少し説明します。




まずはダークプールという概念から説明します。ダークプールとは正式には”dark pool of equidity” といいます。つまり、流動性が隠されているという意味です。




ここで隠されているものは顧客の買い注文・売り注文してからニューヨーク証券取引所で注文が完成するまでのオーダー・フローです。



HFT(高速トレーディング)とは?

HFT(High Frequency Tradeing)という高速トレーディングが注目されてから「ダークプールが!」ということがよく言われるようになりました。




ダークプールというのはニューヨーク証券取引所ができた頃(100年以上前)からありました。それがコンピュータ化によって自動化されてきたということです。




たとえば、USスチールの年金ファンドからノースロップ・グラマンの株を200万株買ってくれと証券会社のセールスマンにオーダーが入ったとします。




その情報はチーフトレーダーに行きます。ここで、その買い情報は誰が知っているかというと、担当セールスマンとチーフトレーダーのみです。



証券会社では買い伝票・売り伝票があり、顧客の情報についての部分があります。みなさんが株のトレードをする際に、会社名をティッカーシンボルで使うのと同じように、顧客情報も顧客コード(例:USスチール→USX)があるのです。



なぜ、このような顧客コードが存在しているかというと、買い注文や売り注文には社内で共有しなくてはならない事項もありますが、必要以上に共有したくない情報もあるからです。




つまり、シークレットコードで呼び合う習慣がないと、ダーク・プールの情報が社外にでてしまう恐れがあるからです。それを避けるために顧客コードを使用しています。




先ほどの例に戻すと、USスチールの年金ファンドからグラマンの株を200万株買いの注文があるので、チーフトレーダーが日中かけて注文を入れるとします。




しかし、売りが少なくて全く買うことができないことがあります。そういう時には買い注文の情報を吹聴してまわります。




つまり、顧客であるUSスチールの年金ファンドに了承を得て、「今グラマンに大口の買い注文がある」と公にすることで売り注文を誘導します。



たとえば、SGウォーバーグで「グラマンの大口買い注文がある」ということが「グラマンの株を売りたい」と思っている他の機関投資家にわかれば、GSやソロモンなどの他の証券会社に行くのではなくて、買い注文があるSGウォーバーグに付き合わせて最も良い値段で取引が成立します。




売り手の利害でいえば、一番高く値段を付ける人に売りたいので、その証券会社に売りが殺到します。そのようにして、ひとつの証券会社に対して注文が独占的になるということが通常見られます。




僕(じっちゃま)の時代には、その注文は人間が電話をする人海戦術でおこなっていました。高速トレーディング(HFT)は人がやっていたことがコンピュータに置き換わったと考えてください。




HFTではとりあえず100株買って(売って)みるなど試し打ちをします。そうすると買いが強いか売りが強いのかということがわかります。




つまりある一定の速度で一定の単位を売買していけば、出来具合で現在買いが強いのか売りが強いのかということが統計的的に察知できます。




昔はダークプールは、大口の注文に対してのみ利用価値がありました。なぜなら人海戦術なので人的コストがかかるわけです。




しかし現在は人間のワークフローはコンピュータに置き換えられています。コンピューター化でコストが小さくなってきた(1単位あたりの注文処理コストの下落)ので、ダークプールの価値が大きくなってきました。それを活用して利益がだせるようになってきたということです。




つまり、ロビンフッドの注文手数料が無料なのはキックバックが存在しているためですが、個人投資家の注文さえにその価値が出始めているのはコンピュータ化によって、1単位あたりの処理コストが安くなっているからです。


簡単なまとめ

以下、じっちゃまのお話をかんたんにまとめると、注文から証券取引所にいくまでは、以下の図のような感じになるかと思います。ロビンフッドが個人投資家の注文情報をHFT業者に売って、その見返りにお金を受け取るので手数料無料が実現します。




シタデルなどのHFT企業はマーケットメイキングや売買注文情報をもとに投資家よりはやく注文をだすことで儲けることができます。つまりロビンフッドもHFT企業も儲けることができます。



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ロビンフッドは個人投資家の救世主ではない

同じく上記の2021年2月1日のじっちゃまYouTubeライブ開始1時間31分後ぐらいに、もう一度ロビンフッドについてお話されているので、まとめておきます。




ロビンフッドは個人投資家の救世主ではなくて、けっこうずるい会社だと思います。なぜならPFOFを販売してシタデルのような企業から利益を得ているからです。




ロビンフッダーはヘッジファンドをつるし上げるために、メルヴィン・キャピタルが空売りしているゲームストップ株を買い上がりました。



確かにメルヴィン・キャピタルの1月のパフォーマンスは-53%という痛手を被ったのですが、メルヴィン・キャピタルが潰れないように金を出したのはシタデルのオーナーのケン・グリフィンです。




ロビンフッドが最もPFOFを流している先はシタデルなのです。なぜシタデルのオーナーがメルヴィン・キャピタルを助けたかというと、メルヴィンが潰れてしまうと、ロビンフッドのゲームが完成してしまい、コミッションが少なくなるからだと推測します。



シタデルは現在、ロビンフッドの注文でウハウハに儲かっています。VIRTもウハウハに儲かっていて、次の決算すごくよくなるかと思います。




ですので、誰が善玉で誰が悪玉なのか。誰が食い物にされているのかという構図はロビンフッダーらが考えているほど単純ではないです。一番儲かっているのはケン・グリフィンであり、ロビンフッドだと僕(じっちゃま)は思います。


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ロビンフッドの売上高内訳等

以下はフォーブスのウェブページから転記した2020年第一四半期ロビンフッドの売上高の内訳です。70%がPFOFによるものだということがわかります。PFOFの割合はシュワブ社では3%、Etrade社では17%です。






下の図は日本証券経済研究所のレポートから転記したものですが、PFOFの収入がシタデルからのものが40%以上占めていることが確認できます。


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