IPOの形式、ブックビルディング、ユニファイドオークション、ダッチオークション、ダイレクトリスティングとは?それぞれの特徴とメリット、デメリットについて

投資に役立つ知識


ウサギ
ウサギ

今日はじっちゃまの12月9日のYouTubeライブでお話されてたIPOの形式についてまとめてみました



IPOのトレードの仕方について

※YouTube動画の冒頭からIPO方式のお話をされています。


最近は色々なIPOの方式がでてきています。一番伝統的なのはブックビルディング方式、加えてユニファイドオークション、ダッチオークション、ダイレクトリスリングがあります。



IPOの方式には以下の4つがある
① ブックビルディング方式
② ユニファイドオークション
③ ダッチオークション
④ ダイレクトリスリング
 

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ブックビルディング方式とは

 

ブックビルディング方式は、「需要積み上げ方式」とも言われます。これは主幹事が売出価格を大まかに示して、その後に投資家に需要を募って行く方法です。

 

これはセールスマンが口頭でお客さんから需要を聞いて、それをシンジゲート部に伝えるという昔ながらの方法です。問題点は価格が硬直的なので、投資家が「この株欲しい」と考えたら、多くの株数を提示しなければなりません。

 

つまり、株数競争としてエスカレートしやすいのです。過去のディールで倍率が30倍、50倍になっていると聞いたことがあるかもしれませんが、倍率の競争=需要株数の競争となります。

 

それ自体は非常に無意味な競争です。なぜなら、ホットディールになるかもと機関投資家が思ったら、自分が欲しい数よりも5倍も10倍も多い株数を意思表示しなくてはなりません。

 

その時点で需要が実態よりも膨らみ、さらにはその需要の膨らみがさらなる需要の膨らみを呼んで、どれが実需でどれが膨らみかわからないので、オーダーブックが非常に不安定なものになります。

 

なので、ホットディールだと思って値決めした途端に買い手がいなくなってしまい、価格が急落するということがあります。

 

ユニファイドオークションとは


最近ですと、ドアダッシュ(DASH)やエアビーアンドビー(ABNB)、また少し前ですとユニティ(U)もユニファイドオークションでIPOしました。

 

一番目のブックビルディング方式に対して、ユニファイドオークションはもっとモダンなやり方です。IPOの際に主幹事証券がウェブポータルを設けて、そこに機関投資家が欲しい株数と価格を入れ込んでいきます。

 

そしてシンジゲート部が需要の分布を見て、適正価格を決めていきます。なので、ユニファイドオークションのほうが投資家が自分の欲しい株数と価格を正直に提示できます。

 

ブックビルディング方式ではどちらかというと価格は低めに設定されて、株数は多く盛られます。なので、値決め価格よりも上場初値の位置が高く開きやすくなります。

 

しかしその贔屓した分、「アフターマーケットで買い支え」をしてくださいという会話が機関投資家向けセールスマンとファンドマネージャーの間でなされます。

 

それに対して、ユニファイドオークションではそのような贔屓はないので、上場後に追加注文を入れる義務感をファンドマネージャーはあまり感じません。だからお付き合いの買い注文をいれません。

 

たとえば、ユニティ(U)がユニファイドオークションでIPOされたとき、思わぬ低い値段で初値がでました。理由はお付き合いでいれる買い注文がなかったからです。なので需要と供給の均衡点が低く、安くユニティの株を仕入れることができました。

 

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ダッチオークションとは


ダッチオークションは1987年にNTTがIPOしたときに採用された入札方式です。アメリカではGoogleの時に採用されましたが、ほとんど使われていない方式です。




ダッチオークションはユニファイドオークションにかなり似ている部分があります。機関投資家に希望価格と数量を聞いていくのは同じです。しかしダッチオークションでは一番高い金額を示した需要から埋めていきます。




そして最低価格で値決めをします。一方、ユニファイドオークションでは最多価格で値決めをします。つまりダッチオークションではファンドマネージャーが異常に高い値段で株を抱え込むリスクがないということです。




すると、ダッチオークションのインセンティブはブックビルディング方式の真逆で、なるべく大きな金額を提示するということになります。




つまり、ブックビルディング方式は値段が硬直的なので、皆が株数で競争するのに対し、ダッチオークションでは株価は流動性があるが、株数が硬直的なので、みんなが高い金額を提示することで株を割り当ててもらおうとします。




つまり実際の需要よりも高い価格で株価が決まってしまうリスクがあります。また、アフターマーケットで株価の上昇が見込めないのはダッチオークションです。

ダイレクトリスティングとは


ダイレクトリスティングは新株の発行を伴わないIPOです。たとえばスラック(WORK)やスポティファイ(SPOT)、パランティア(PLTR)などの企業がダイレクトリスティングをしました。



ダイレクトリスティングでは事前のマーケティング行為などは一切ありません。いきなり通常の株式のトレードをはじめてしまうやり方です。




なので、実需との歪みが一切ないやり方です。そういう意味では良いやり方ですが、主幹事を立ててきちんと安定工作をするということ(大口の機関投資家の注文を組み立てる)をしない分、アフターマーケットでのトレードが不安定であるという問題点があります。




加えてロックアップ契約がないので、すでにその企業に投資しているベンチャー・キャピタル(VC)はアフターマーケットで持ち株を自由に売却することができます。



ダイレクトリスティングを選ぶ企業はどちらを向いて仕事をしているかというと、VCのほうを向いているリスクがあります。なのでパランティアは成功(上場後株価上昇)していますが、スラックもスポティファイも失敗しました。



ウサギ
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以上です。ロブロックス(RBLX)のIPOはいつになるんだろうね





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