【簡単】FRB ー 金利と雇用の関係について

投資に役立つ知識

みなさまこんにちは!


今日はFRB(Federal Reserve Board)について「金利と雇用」の観点から解説していきたいと思います。FRBってなに?ということからはじめるので、そんなに難しくないと思います。


この記事を書くにあたって、『マクロ経済学』(アセモグル、レイブソン、リスト,2019)を参考にしているので興味のある方は読んでみてください。


 

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FRB(Federal Reserve Board) 連邦準備制度理事会ってなに

 

アメリカにも日本の日銀と同じように中央銀行があります。アメリカの中央銀行は連邦準備銀行(Federal Reserve Bank)であり、それを略してFedと呼ばれています。



Fedの最も重要な政策決定は、連邦公開市場委員会(FOMC)で行われます。政策金利であるFFレートの利上げや利下げはFOMCで決定されています。



FOMCは12地区連銀総裁から輪番で選ばれる5名と、連邦準備制度理事会(FRB)の7名の理事によって組織されています。

 

中央銀行はマネーサプライのコントロールを通じて金利水準を誘導します。これらの活動を金融政策と呼びます。


FRBという言葉が最もよく聞かれる言葉かもしれませんが、FRBとは連邦準備制度(Federal Reserve System)のうちの1つであり、米国の金融政策策定にあたる理事会のことです



現在の議長はジェローム・パウエル氏で2018年2月からFRBの議長を務めています。

 

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ちなみにその前の議長はジャネット・イエレン氏で、その夫はノーベル経済学賞受賞者のジョージ・アカロフ氏という泣く子も黙る超超超パワーカップルです。



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ジョージ・アカロフ氏は「情報の非対称性」の研究で有名。情報の非対称性とは取引する財やサービスについてある当事者がもう一方の当事者よりも情報を持っているような情報格差のことを指す。市場における情報の非対称性の象徴が「レモンの問題」であり、1970年にこの問題をはじめて理論化したのがアカロフ氏である。

 

FRBの二重の使命(デュアル・マンデート)【雇用と金利の関係は?】


FRBには使命があります。それは、金融政策を通じて以下の2つの重要な目標・目的を追求することです。

 

① インフレーションを低く、予想可能な水準で安定させること
② 雇用を(持続可能な)最大水準で実現すること



ちなみに日本銀行法第1章総則第2条は「日本銀行は通貨及び金融の調整を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。」です。アメリカと違って国民経済の健全な発展が最終目標となっています



今回はFRBの二つ目の使命「雇用を(持続可能な)最大水準で実現すること」から金利と雇用の関係について考えてみたいと思います。

 

金利と雇用にどんな関係あるか?と思う人もいるかもしれないので労働需要曲線を使って解説します。

 

まず、短期金利は長期金利を刺激します。金利は家計と企業の借り入れ意欲に影響を及ぼします。長期金利が下がると「ローン組んで車でも買おっかな」となのという気持ちになるので、人々の消費を刺激します。

 

そうすると自動車の需要が増えるので、企業は自動車の生産台数やセールスマンも増やさなければならないので、より多くの人を雇います。結果、労働需要曲線は右にシフトします。

 

          『マクロ経済学』(アセモグル、レイブソン、リスト,2019)を参考に筆者作成




また、金利が低いと企業はローンを組んで機械を購入したり、工場などを建てるなどの設備投資をするので、そのための人員を増やさなければなりません。そうすると労働需要曲線は右にシフトするので雇用が増えることがわかります。



反対に金利が上がると家計は「ローンを組むと金利が高いから自動車買うのをやめよう」と思い、企業は「金利が高いから借り入れして工場建設するのをやめよう」と思うので、財やサービスの需要が減り、労働曲線は左にシフトします。



以上のように金融緩和政策は企業の労働需要曲線右にシフトさせて雇用を増加させることができるのです。


金利が雇用にどのように影響しているかなんとなくわかりましたか。これでFRBがなぜ「雇用を(持続可能な)最大水準で実現すること」という使命を掲げているか理解できると思います。



労働需要曲線の動きはイメージなので、それについてはわからなくても大丈夫です。


そしてFedがこのような時に用いるのが準備預金とFFレートの操作となりますが、グラフ作るのが面倒なのでまた今度にします。大学の先生たちが苦労して授業資料のグラフを作ってるんだなということが身にしみてわかりました。



それでは今日は終わり!!
最後までお読みいただきありがとうございました。



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