
今日はじっちゃまがYouTubeライブなどで使っているシラーの「CAPEレシオ」についてだよ
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シラーのCAPEレシオとはどんな指標?
CAPEレシオとは、Critically Adjusted Price-to-Earnings Ratioの略です。簡単にいうとPERと同じように株価の割安、割高をはかるための指標です。
ノーベル経済学者でイエール大学のロバート・シラー氏とジョン・キャンベル氏が定義し、シラーPERとも呼ばれています。
CAPEレシオとPERの違いは?
普通のPERとCAPEレシオの違いは、PERが当期のEPSを使用するのに対して、CAPEレシオは経済的な影響を排除するためにインフレ調整後のEPSの10年平均を使用して計算しています。
インフレ調整後のEPSの10年間の平均を使うことにより、一時的な要因による収益変動や景気循環の影響が排除されるので、企業の実力で株価が過小評価されているか、過大評価されているかがはかれるといいます。
CAPEレシオは、異常なバブルの特定や予測、市場の暴落の予測に役立つと言われてます。具体的にはドットコムバブルの崩壊を予測したことで有名です。
下の図は米国株式市場のCAPEレシオと長期金利を時系列であらわたものです。1929年の世界恐慌とドットコムバブルがはじける2000年前あたりにCAPEレシオが異常に高くなっているのが特徴的です。

CAPEレシオはどこで確認できる?
CAPEレシオは検索すれば色々なページで確認することができますが、わたしは Barclays Indices を使っています。

全世界はカバーしていないですが、興味のある国を選べば過去と現在のCAPEレシオのデータを見ることもできます。
ちなみに11月30日のものが最新版で主な国のCAPEレシオは日本22.4倍、韓国15.6倍、イギリス15.1倍、スペイン15.3倍、ポーランド10倍、トルコ8倍、ドイツ18.9倍、シンガポール14.3倍、インド24.9倍、中国18.7倍、イタリア21.9倍でした。

じっちゃまが「韓国やポーランドのETFが魅力的」といってた時に、このCAPEを参考にしていたよ!!
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